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インフルエンザの薬


3月に入ってから新型コロナよりもインフルエンザが増えています。

当クリニックでの印象では、親子やきょうだいでの感染が多いようです。

園児や小学生、中学生などの小児は発症日をゼロ日として5日目までは登園登校ができません。

さらに、小学生以上では熱がさがって2日以上熱がさがっている、就学前では3日以上熱がさがっている、という

条件も併せて必要です。

当クリニックで処方するインフルエンザウイルスに対する主な抗ウイルス薬には以下のものがあります。

下の表に利点や欠点をまとめましたので、参考にしてください。

注意点はどの薬も発症から48時間以内に使用すべきで、それ以上経過した場合には効果が認められていないことです。

①タミフル

乳幼児にはドライシロップという水に溶ける粉薬を。小児でも体重が37.5Kg以上あれば錠剤があります。

いずれも解熱しても5日分を飲み切ってください。

②イナビル吸入

吸入する粉薬です。10歳未満は1個で2回吸入、10歳以上は2個で4回吸入します。

吸入が終われば終了ですが、吸引力が弱かったりすると、充分な効果が無かったり、吸ったつもりがまだ薬が容器に

残っている場合があります。

③ゾフルーザ錠

1回の内服で済む錠剤です。

体重が10Kg以上あれば内服可能です。体重によって投与量が変わります。

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