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連日、コロナワクチン関連の報道が続いています。
ワクチンの仕組みについては難しい言葉ばかりが出てきます。パソコンやネットの使い方をいきなり専門用語で教えてもらう感じです。
現在は高齢者、医療従事者が接種、いずれは若い世代にも接種が始まります。
以下は大わかりやすく新型コロナワクチンの説明を書きましたが、大胆、極端に「例え」をしました。感染症やワクチンの専門家がもし読んだら、「嘘を言うな!」と怒るかも知れません。しかし、「大まか」な事をイメージでつかんでいただき、何となく少しでも理解していただければ、テレビや新聞の報道がわかりやすくなるかも知れません。意外にワクチン開発者の発想は「単純」な妄想、夢から始まったのかも知れません。
ウイルスは子孫を残そうと増殖し、人の細胞に入って増殖し、さらに人へと感染していきます。
ウイルスを泥棒にたとえます。泥棒は家に入り、お金や物を盗んだ上にさらにその家族を「泥棒は儲かる」と説得し、仲間にしてしまいます。泥棒は仲間を増やして、また別の家に侵入しようとします。
泥棒は窓から侵入します。今までに入った家の窓から泥棒の指紋が取れています。
この泥棒の指紋をハンコにしてそれを多数の紙に押して外の警察官達に渡します。警察官はその指紋と道を歩く人の指紋を確認し、紙の指紋と一致すれば逮捕します。泥棒(ウイルス)の手は
スパイクといい、家(細胞)に侵入する際、窓(レセプター)を探します。スパイクの一部(ワクチンで使う遺伝子情報)が指紋という事です。
現在の時点では世界の主流はmRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの2種類です。
どちらも、最終的に警察官が指紋が一致した人を逮捕し活動できなくすることが目的です。
1.mRNAワクチン
泥棒の指紋情報であるmRNAを使いますが、mRNAは壊れやすいので脂肪でできたカプセルに入れて体に注射します。
2.ウイルスベクターワクチン
指紋情報の入った遺伝子DNAを使用します。このDNAをアデノウイルスに入れて注射します。アデノウイルスは人間には無害のものを使っていて、細胞に指紋情報を届けてくれます。
mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの違いをさらに詳しく表にしました。
mRNAワクチンは運搬・保存がむつかしく、特にファーザー・ビオンテック社のものは長期保存には超低温が必要です。
まれな副反応ではmRNAワクチンではアナフィラキシー、ウイルスベクターワクチンでは血小板減少、血栓症が注意点です。前述のように、この血栓症の懸念で日本ではアストラゼネカ社のワクチンは現時点では公的には使用しない方針です。
ワクチンが余った時の接種優先順位が問題になっています。予定通りの接種人数が来ても、意外な盲点があります。それは1瓶の使い切り時間です。ファイザー社製は1瓶で基本6回分です。会場では最後の1瓶が1人にしか使わず5人分が余ってしまう場合もでます。いったん開封すると「6時間以内に使い切り」とされているのですが、残りを破棄するのは大変もったいない事です。「優先順位」的には不公平に見えますが、その場にいる会場スタッフに残りを接種するのは破棄するよりはよほど有効な方法だと思います。接種会場から近い小学校・幼稚園と連絡を取り合い、余ったら教職員に接種をする方針の自治体もあるようです。
みんなが確実に効率的に接種可能な対策が確立していけば良いですね。