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【小児科と内科、どちらを受診すべきか?】
はじめに
子どもが体調を崩したとき、親として最初に悩むことのひとつは「どこを受診すべきか?」ということです。特に「小児科」と「内科」のどちらを選べば良いか、迷うことが多いでしょう。それぞれの診療科には役割の違いがあり、症状によって最適な受診科が異なります。この記事では、子どもの症状に応じた受診ガイドをお伝えし、親が迷わず選択できるようお手伝いします。
まず、小児科と内科は、対象となる患者層と診療内容に大きな違いがあります。
成人の一般的な病気や体調不良を扱います。胃腸の不調や風邪、高血圧、糖尿病など、成人特有の病気に対応する専門科です。
子どもの病気に特化した診療科であり、子どもの成長や発達に関する問題、予防接種、風邪や感染症、さらには特別なケアが必要な疾患に対応します。小児科学会では小児科の診療対象年齢を『成人するまで』としています。
基本的に、成人は内科を受診し、子どもは小児科を受診することが推奨されています。しかし、症状によっては、どちらに行くべきか迷うこともあります。
風邪や発熱は、子どもにとってよくある症状です。これらの症状が現れたとき、内科か小児科のどちらを選ぶべきか悩むことも多いでしょう。
内科でも対応可能ですが、より専門としている小児科の受診をお勧めします。
上記などの症状が現れた場合や、発症から3日以上経過しても改善しない場合は、小児科を受診することをお勧めします。
特に子どもは大人よりも体調が急変しやすいため、症状が長引いたり悪化したりする前に小児科で受診することが重要です。
子どもが成長する中で、予防接種や発育に関する相談が必要になることがあります。これらは小児科の専門領域です。
風疹や麻疹など、子どもに必要な予防接種を管理するのは小児科です。予防接種のスケジュールや接種後のケアも小児科で相談できます。
例えば、発達が遅れている、身長や体重が標準から外れている場合、早期の対応が必要です。小児科ではこうした成長の問題に適切なアドバイスをしてくれます。
もし子どもが呼吸困難や意識障害、激しい腹痛を訴えるなど緊急の症状が現れた場合には、すぐにどちらかを選んで受診することが最も重要です。
すぐに小児科を受診しましょう。特に子どもは、症状が急激に悪化することがあるため、早急に診察を受けることが大切です。
緊急の場合は救急車を利用するのが適切です。夜間や休日など、病院の開いていない時間帯は小児救急電話相談(#8000)も利用できます。
緊急時は、迷わず最寄りの医療機関に連絡し、適切な判断を仰ぐようにしましょう。
内科は成人の病気や一般的な体調不良に対応する科です。子どもの場合、次のような症状が見られる場合、内科が適切な場合もあります。
ただし、子どもに関しては、特に症状が長引いて重篤化する前に、小児科を受診する方が安全です。
「小児科と内科、どちらを受診すべきか?」の判断は、症状や年齢によって変わります。子どもが体調不良を訴えた際は、以下のポイントを参考にしてください。
迷った場合は、受診前に電話で症状を相談するのも一つの方法です。
お子様の体調が気になるときは、当院へご相談ください。当院では、子どもの健康管理をサポートし、親御さんの不安を解消します。気になる症状があれば、ぜひご連絡ください。
健康や病気について学べるクリニック
東武スカイツリーライン五反野駅より徒歩2分。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~