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熱中症対策を!


1.補水液を飲もう!

8月に入りました。子ども達は夏休み、とはいうものの、小学生は学童通い、幼稚園も預かり保育があり、「夏休み」といっても親子で過ごす時間はそう長くなさそうです。また、保育園児も保護者の夏休み以外は通常通りの場合が多いでしょう。

最近は毎年、熱中症が問題になります。まずは天気予報の情報から、熱中症の注意報があれば、不要不急の外出は避ける、家の中でもエアコンをつけ、水分を小まめに補給する、などの対策が必要です。

気温が高いと、小児は汗などで水分と一緒に塩分(ナトリウム)が体から失われます。

普通の水道水など塩分濃度が低い水分をどんどん飲んでいると、血液内の塩分が薄まってしまい、いわゆる「水中毒」になる可能性があります。意外に塩分摂取の重要性が知られていません。

夏場の適切な飲料水は「経口補水液」といい、効率よく水分と塩分が体内に吸収されます。市販のものでは、OS-1やアクアライトなどが知られています。

スポーツドリンクよりも経口補水液の方がナトリウム濃度が高くなっています。また、糖分とナトリウムの濃度の比率によって、効率よく水分とナトリウムが体内に吸収されるようになっています。

下の表にも記載があるソリタT顆粒3号は、お子さんの胃腸炎の時に処方する場合があります。しかし胃腸炎の症状が無くても夏場の外出時に補水液として水筒などに入れて持ち歩き、数分おきにまめに飲むようにすれば熱中症の予防にもなります。当クリニックではこのソリタT顆粒3号を、嘔吐や下痢で受診された家族にお勧めし、夏場も補水液として利用するよう、説明しています。

2.「暑さ指数」について

昨年もこのブログで述べたと思いますが、「暑さ指数」を知って、熱中症予防に役立てましょう。

暑さ指数は湿球黒球温度(WBGT)をもとに、熱中症予防目的で考案されました。

下記の早見表から、例を挙げると、縦の気温で35℃、横の湿度が60%の場合は、暑さ指数(WBGT値)は32℃になります。表の右にある判定では「危険」となります。

都内では気温35℃前後、湿度も60-80%は続くでしょうから、常に「危険」である事は意識しないといけません。

下の表には暑さ指数に対応した注意事項も記載されています。

夏休みやお盆休みで、外出やイベントの参加が増えると思いますが、補水液をこまめに摂取しましょう!

そして、暑い中での無理な外出は控えましょう。

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