プラセンタの適応の症状の特徴
プラセンタは、その多様な作用により、幅広い症状や疾患への効果が期待されています。当院では、特に皮膚科・小児皮膚科の観点から、以下のようなお悩みを持つ方におすすめしております。
- 美容・エイジングケア: 肌のしわ、しみ、くすみ、肌荒れ、乾燥肌、ニキビ・ニキビ跡の改善が期待できます。成長因子が細胞再生を促進し、コラーゲン生成を促すことで、肌のハリや弾力を高めます。
- アレルギー疾患: アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状の軽減が期待されます。免疫機能を調整・回復させる働きがあるためです。
- 全身の健康・疲労回復: 更年期障害の症状緩和(ホットフラッシュ、不眠、イライラなど)や、慢性的な疲労、冷え性、肩こり、生理痛・生理不順の改善が期待できます。メルスモンは更年期障害の一部に、ラエンネックは慢性肝疾患の一部に保険適用となる場合があります。
プラセンタの種類
医療機関で用いられるヒト由来のプラセンタ製剤は、主に「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類があります。
- メルスモン: 更年期障害や乳汁分泌不全に主に適応され、更年期障害の一部(45歳から59歳の女性で特定の症状がある場合)に保険適用となることがあります 。主に皮下注射で行われます。
- ラエンネック: HBV・HCVによる慢性肝疾患(肝炎・肝硬変)に対する肝機能改善に主に適応され、保険適用となる場合があります 。皮下注射のほか、静脈注射や点滴で行われることもあります。
市販のプラセンタ製品の多くは動物由来で、医薬品ではありません。医療機関のヒト由来製剤は、吸収率や即効性に優れていると言われています。
プラセンタ注射によって引き起こす主な副作用
プラセンタ注射は一般的に安全性が高いですが、ごく稀に副作用が生じる可能性があります。
- 主な副作用: 注射部位の痛み、腫れ、発赤、かゆみ、青あざなどが比較的見られます 。稀に発熱、悪寒、倦怠感、吐き気、頭痛などの全身性の反応も報告されています 。非常に稀ですが、じんましんや呼吸困難、アナフィラキシーショックなどのアレルギー反応も起こる可能性はゼロではありません 。
- 重要な注意点:献血制限について: プラセンタ注射はヒトの胎盤由来のため、一度でも注射を受けた方は、献血ができなくなります 。これは、未知の感染症のリスクを完全に排除できないという予防的措置であり、日本赤十字社が定めたルールです 。この制限は永続的で、骨髄バンク登録や臓器移植も制限される可能性があります 。治療前に必ず十分な説明とご理解をいただくことが不可欠です。
どのような診察が行われるの?
当院でプラセンタ注射をお受けいただく際の流れは以下の通りです。
- ご来院・受付: 問診票にご記入いただきます。自費診療の場合、保険証は不要です 。
- 問診・診察: 皮膚科専門医が患者様のお悩みや健康状態を詳しくお伺いし、服用中のお薬も確認します 。効果、種類、副作用、料金、頻度、献血制限などについて詳細にご説明し、疑問点にお答えいたします 。
- 同意書の確認: 医師の説明にご納得いただけましたら、同意書にご署名いただきます 。
- 施術(注射): 処置室にてプラセンタ注射を行います。細い針を使用し、痛みに配慮しております 。所要時間は皮下注射で1〜2分程度、点滴で30分〜1時間程度が目安です 。
- お会計・次回のご案内: 施術後にお会計を済ませ、今後の治療計画や推奨される頻度をご案内いたします 。
最後に…
プラセンタ療法は、美肌、エイジングケア、更年期症状の緩和、慢性疲労回復、アレルギー症状の改善など、多岐にわたる効果が期待できる治療法です。当院では、皮膚科・小児皮膚科専門医として、患者様一人ひとりの症状やご希望、体質に合わせ、最適なプラセンタ療法をご提案いたします。効果には個人差があり、副作用や献血制限などの重要な注意点もございます 。当院は、患者様が安心して治療を受けられるよう、メリットだけでなくデメリットやリスクについても丁寧にご説明し、十分にご理解いただいた上で治療を進めてまいります。プラセンタ療法にご興味をお持ちの方、ご自身の症状にプラセンタが適応するかどうか知りたい方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~