足爪白癬の症状には、次のような特徴があります。
・爪が白く濁る、または黄色っぽく変色する
・爪が厚くなる、ボロボロと欠ける
・爪の表面がデコボコする、変形する
・靴や歩行時に違和感・痛みを感じる
特に進行すると、爪全体が硬くなり、靴を履くだけで痛みを感じることもあるため注意が必要です。
白癬菌は高温多湿の環境を好むため、汗をかきやすい足や、蒸れやすい靴の中は感染しやすい場所です。
以下のような条件が揃うことで発症リスクが高まります。
・足の指に水虫(足白癬)がある
・通気性の悪い靴を長時間履く
・爪を傷つけやすい環境(スポーツ、労働など)
・高齢者や糖尿病の方など、免疫力が低下している場合
足爪白癬は、爪への菌の入り方や広がり方によっていくつかのタイプに分かれます。
もっとも一般的なタイプで、爪の先端や側面から感染します。白く濁り、爪が厚くなっていきます。
爪の表面に白い斑点が現れ、比較的初期の段階です。表層のみに感染していることが多く、治療効果が出やすい傾向があります。
爪の根元側から白くなる珍しいタイプです。免疫力が低下している方に多く、HIV感染者にみられることもあります。
白癬菌は通常、足の指先から侵入し、爪の先端や側面から徐々に広がっていきます。
●親指:体重や圧がかかりやすく、最も発症しやすい部位です。
● 小指:靴の圧迫や通気の悪さから感染しやすい傾向があります。
● 他の指:足白癬(いわゆる水虫)から爪に波及して発症するケースが多いです。
足爪白癬自体は感染症ですが、以下の疾患があると重症化・慢性化しやすい傾向があります。
・糖尿病
・末梢動脈疾患
・足白癬(趾間型・小水疱型など)
・免疫力低下(がん治療中、HIVなど)
これらの背景疾患がある場合は、早期の皮膚科受診が重要です。
足爪白癬の進行を防ぐために、日常生活で次のような工夫が有効です。
・足を毎日洗い、清潔に保つ
・通気性のよい靴・靴下を選ぶ
・水虫のある部位を早期に治療する
・爪切りを清潔に保ち、他人と共有しない
・お風呂場のマットやスリッパの共有を避ける
ただし、自己ケアだけでは完治が難しいため、早めの受診をおすすめします。
以下のような場合は皮膚科での診察をおすすめします。
・爪が白く濁ってきた
・爪が厚くなり、痛みや違和感がある
・水虫を繰り返している
・家族内に水虫や爪白癬の方がいる
「たかが爪」と放置せず、早めに五反野皮ふ・こどもクリニックにて専門医に相談してください。
主に「顕微鏡検査」や「抗原キットによる検査」が行われます。
・爪の一部を採取し、白癬菌が存在するかを確認します。
五反野皮ふ・こどもクリニックの皮膚科で数分の簡単な処置で検査可能です。
・外用薬(塗り薬):軽症の場合に有効
・内服薬(飲み薬):重症や広範囲な感染に使用
治療期間は数ヶ月にわたることが多く、継続的な通院が必要です。
初診では、問診・視診・必要に応じた検査が行われます。
・いつから症状が出たか
・過去に水虫の治療歴があるか
・持病(糖尿病など)の有無
診察は数分〜15分ほどで終わることが多く、痛みを伴うことはほとんどありません。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~