ピリピリ、チクチクとした神経痛のような違和感や痛みが前兆として現れ、数日以内に赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。
発疹は通常、体の片側だけに出るのが特徴です。
帯状疱疹の原因は、水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏しており、免疫の低下で再活性化することです。
ストレスや疲れ、加齢、睡眠不足などにより免疫力が低下すると、ウイルスが神経に沿って皮膚に現れ、帯状疱疹として発症します。
体調管理や免疫力の維持が、帯状疱疹の予防には大切です。
一般的な帯状疱疹は、身体の片側に帯状に発疹が出ますが、まれに全身に広がる
「播種性帯状疱疹(はしゅせいたいじょうほうしん)」などもあります。
目や耳の帯状疱疹は合併症を起こすリスクがあるため、早期の受診が重要です。
帯状疱疹は、胸・背中・顔・首・腕・足など、体のどこにでも起こり得ます。
特に顔面に出る場合は、目や耳の機能に影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。
顔の帯状疱疹では、視力障害や難聴や顔面神経麻痺などの後遺症が残ることもあります。
帯状疱疹そのものはウイルスによって発症しますが、背景に糖尿病やがん、膠原病などの疾患が潜んでいることもあります。
また、がんの治療や免疫抑制剤の使用により、免疫が低下することで帯状疱疹を発症しやすくなります。
基礎疾患がある方は、帯状疱疹ワクチンの接種もご検討ください。
まずは十分な休養と睡眠をとることが大切です。また、患部を清潔に保ち、なるべく刺激を与えないようにしましょう。
市販薬を使用する前に、必ず当院医師に相談してください。
症状が軽くても、自己判断での放置は避けましょう。
ピリピリとした痛みや違和感を感じた時点で、皮膚科の受診をおすすめします。発疹が出てからできるだけ早く治療を始めることで、後遺症のリスクを減らせます。
特に高齢の方や持病のある方は、早めの受診が重要です。
診察では、まず皮膚の状態を詳しく観察します。必要に応じて、水ぶくれの内容物からウイルスの有無を確認する検査や、血液検査を行うこともあります。
見た目で診断できることが多いですが、重症例では検査が重要です。
帯状疱疹と診断された場合、抗ウイルス薬の内服が基本となります。痛みが強い場合は、鎮痛薬や神経痛に対する薬も併用します。
治療のタイミングが重要であり、できるだけ早く治療を開始することで、痛みの軽減や後遺症予防に繋がります。
診察では、患部の皮膚の状態を丁寧に確認し、症状の経過や生活状況をうかがいます。
必要に応じて、眼科や耳鼻科との連携が行われることもあります。
皮膚だけでなく、全身の状態を診ることが大切です。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~