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アトピー性皮膚炎のよくある質問をまとめました。


当院でも診察が可能なアトピー性皮膚炎について、よくある質問をまとめました。

 

 

Q.どのような症状をアトピー性皮膚炎と呼ぶのでしょうか?

A.アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみを伴う湿疹が現れる病気です。湿疹は、顔面や口周り、上半身、手足などのさまざまな場所で左右対称にみられることが多く、悪くなったり良くなったりを繰り返します。また、患者さんには気管支喘息、アレルギー性鼻炎といったアレルギー体質の方が多くみられるのも特徴です。

 

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Q.アトピー性皮膚炎の皮膚の特徴は、どのようなものですか?

 

A.正常な皮膚は皮膚膜によるバリア機能でさまざまな刺激から守られています。
アトピー性皮膚炎の方の皮膚は乾燥し、バリア機能が低下しているためアレルギーの原因物質(アレルゲン)や刺激が入り込みやすく、炎症を起こしやすくなっています。また、患者さんの皮膚はかゆみに敏感になっているともいわれています。

 

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Q.かゆみの原因は、どのようなものがありますか?

 

A.日常生活のさまざまな要素が、かゆみを悪化させる原因になることがあります。
・アレルゲン…ダニ、ホコリ、花粉、ペットの毛などの物質
・皮膚への刺激…衣服、汗、髪、化粧品、シャンプーの接触や摩擦、お風呂の熱などの接触刺激
・心理的要因…ストレス、不安など
何がかゆみを引き起こす原因になっているかは、患者さんごとに異なります。

 

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Q.就寝時等の夜にかゆみが増す原因は何ですか?

 

A.夜、就寝前は特にかゆみが悪化しやすい時間帯といわれています。
入浴後、布団に入って身体が温まると熱の刺激でかゆみが引き起こされます。また、布団に入って緊張がほぐれると、かゆみを感じやすくなります。かゆみが気になって眠れないと睡眠不足になり、ストレスによって更にかゆくなります。
強く皮膚を掻くことで、本来持っている皮膚のバリア機能が低下し、湿疹や炎症が悪化してしまいます。
かゆみを抑えることは、心地よい睡眠にも繋がります。

 

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Q.治療薬はどのようなものがありますか?

 

A.薬での治療は、まず炎症をしっかりと抑えることが大切です。炎症を抑える塗り薬と、かゆみの原因となる体内ヒスタミンの働きを抑える飲み薬があります。

外用薬はステロイド、非ステロイドどちらもあり、内服薬も種類が多く治療の際には、患者様に合った治療法をお選びできますのでまずは医師にご相談ください。

 

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Q.スキンケアのポイントはありますか?

A.皮膚の水分量が少なくなると皮膚バリア機能はより低下し、せっかく治まった炎症が再発することがあります。保湿剤を用いてスキンケアを行うと皮膚バリア機能が正常に保たれ、炎症の再発防止だけでなく、かゆみも和らげます。保湿コントロールでかゆみの症状が出現しなくなることもあります。

 

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Q.普段から注意出来ることはありますか?

 

A.衣服や髪の毛も刺激のひとつです。髪の毛は肌に触れないように束ねたり、自分の肌に合った素材の腹を選ぶことも大切です。
意外と注意が必要なのが汗です。汗には皮膚の温度調節、汗腺防御、保湿といった大事な役割があります。そのため、適度な発汗が大切です。
ただし洗い流さず放置すると、かゆみを引き起こす原因になります。汗をかいたときは、こまめに洗い流すように心がけましょう。
また、ストレスをため込んでいるなど、日常生活にも症状を悪化させる要因があります。普段の生活のなかから、これらの要因を取り除くように気をつけましょう。

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