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サッカーのワールドカップ。12月16日の時点で決勝はフランス対アルゼンチンとなりました。
決勝に進んだ、メッシ選手。最後と言われる今大会で優勝できるのでしょうか?
アルゼンチンの試合でメッシ選手を見た方はお気づきかも知れませんが、彼はかなり背が低いですね。正式発表では170.0cmです。
下記に今大会出場国の平均身長などを示します。
もちろん、スポーツの強さは身長だけでは判断できませんが、サッカーの場合は身長が高いと
ヘディングで有利、身長が高いと体格も良く、足も長く、何かと有利かと考えがちです。
しかし、実際、身長が下から3番目、173.1cmの日本は12cm高い185.1cmもあるドイツに勝ったのです。戦術や個々の技、チーム・ワーク、そしてメンタルが大事か分かります。
決勝に進出したアルゼンチンのメッシ選手は小さいころからサッカーのずば抜けた才能を発揮し、アルゼンチンのクラブ・チームに入ります。ただ、少年時代のメッシ選手は身長140cmしかありませんでした。彼は先天性の成長ホルモン分泌不全だったのです。クラブ・チームは治療としての成長ホルモン代の一部を当初は出してくれたのですが、国の財政難で補助金が出なくなり、高額な治療代をクラブ側は全額出せなくなりました。運が良いことに、スペインのサッカー関係者がメッシの存在を知り、スペインのクラブ・チーム、バルセロナが成長ホルモン代の全額支給を条件にスカウトしたのです(同じスペイン語というのも大きかったのでは?)。そのおかげで、身長は170cmまで伸びました。
ただ、今大会試合中の写真でもわかるように、チーム・メイトやオランダ選手(オレンジのユニフォーム)と比べると二回りも背が低いのが分かります。
アルゼンチン選手の平均身長は179.4cm、オランダは183.3cmですから170cmのメッシ選手はまるで子供の様です。ブラジルの平均身長はメッシ選手がいるために低くなっているのもありますね。。
マスコミでは彼の先天性の疾患に、あえて触れていないかも知れませんが、大切なのは体のハンディを技術や精神力でカバーするどころか、努力で世界トップと言われる選手になり、数々のタイトル(W杯以外。。)と賞を獲得していることです。僕自身も(メッシとは比較になりませんが)背が低く小柄なのですが、スポーツ選手ではないのもあり、今までは悩んだことはありません。それは外に出れば自分では自分の姿が見えず、比較対象がないのも一因ではないかと。メッシも試合中はもちろん、普段も身長差は気にしていないはずです。
日本人も小柄でありながらスポーツで多くの人が世界トップクラスにいます。日本人は器用ですし、本来は精神面も強いはずです(だからドイツ、スペインに勝てたのでしょう)。今大会はPK戦での日本選手のプレッシャーに対する問題も挙げられていますが、サッカー関係者は対応策をすでに考えているでしょう。4年後、もしPK戦の場面になったら。。今から楽しみです。