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8月29日の朝、NHKニュースで、夏休みの終わりが近づくと子供の精神的な問題が多くなるという問題が取り上げられていました。
思えば大人でも長期休みが終わると仕事は嫌になります。多感な小中学生には新学期間近のストレスは当然なことです。
大人は「コロナ禍の学校生活」を経験していませんので、子どもたちの在宅リモート授業、遠足や修学旅行などのイベント中止や延期の精神的な影響を想像できません。
2,3年に及ぶ「コロナ禍」で頭痛や腹痛、倦怠感などの不定愁訴を反復している子供たちも多いのかも知れません。
さて、1年前、東京オリンピックがありました。僕が最も印象に残ったのはソフトボールの金メダルでした。
ピッチャーの上野由希子選手の活躍がありました。上野選手は2008年の北京オリンピックでは準決勝のアメリカ戦で投げて敗戦、3位決定戦の豪州戦で勝利し、決勝戦で
再度のアメリカ戦でも投げ抜いて勝利し、金メダルを獲得。その後、ソフトボールはオリンピック競技から外れ、2020年の東京オリンピックで再び復活しました。
実際には2021年に東京オリンピックは開催されたので、北京から13年ぶりでしたが、また上野投手の活躍、またもやアメリカとの決勝戦で勝利し金メダルを獲得しました。
北京のあと、打球をうけての顔面骨折や、監督との確執、年齢のこと、一時期ソフトボールが五輪から外れるなどで目標を見失い、引退も考えました。彼女にも紆余曲折があったのです。
僕は北京オリンピックでの試合、2日間で3試合投げるという彼女の驚異的な活躍を見ました。しかし、その後の五輪ではソフトボールは競技から除外されたこともあり、まさか、
東京オリンピックで、それも13年経過したにもかかわらず、上野投手の姿、それもそれも、金メダルの瞬間に投げているなど、想像もしていませんでした。
その強くて順風満帆そうに見える彼女が座右の銘、心の中に抱いていたのが「360度前向き」です。これには感銘を受けました。おそらく、前述のように思っている事や目的とは180度反対な境遇の場面も多くあったのでしょう。しかし、それでも前に進もうとしなければ、事態は解決しません。
どの人にも前に進むのが大変な場合があると思いますが、上野選手の活躍を見ていると立ち止まっている場合ではありませんね。一見辛いことでも前に進もうという気持ちが大切です。
試合後、アメリカのメディアは「13年経ってもアメリカは上野を攻略できなかった」と述べました。日本にはすごい人がいるのですね。
優勝、金メダルを決めた上野投手