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夏休みも後半に入り、あと2週間となりました。
足立区をはじめ、今の小・中学校は2学期制ですね。昔は3学期制が普通で、夏休み前にもらう通知表が一大イベントでした。夏休みだ!という嬉しさ・開放感と通知表の結果の心配が交錯しました。親に叱られても、すぐに忘れましたが。。。
夏休みの日課は張り切って一生懸命作って分刻みで表に書いてはみたものの、2,3日で早くも崩壊、あっという間にお盆が過ぎ、夏休みの宿題が気になりだしたのが、新学期まであと7日を切ったくらいでした。
僕の実家は大阪でも少し歩けば田んぼや用水路があった田舎でした。小学校5年か6年では夏休みに友人数人と一緒に近くの田んぼにいき、虫取りの網の先にビンをつけて用水路の水を汲み、それを持ち帰って顕微鏡でプランクトンを観察したのです。それは別世界でした。特に高速で回転しながら動き回るゾウリムシ、鐘のような形の物体を柄を伸ばしては縮ませるツリガネムシがユニークで忘れられません。画像はネットから拝借しました。
そのほか多くのプランクトンを一つ一つ、大きな紙(模造紙)にスケッチし、採った日や場所、特徴を記入していきました。一緒に採取しに行った友人も同じような内容を作るのでしょうから、良いライバル意識が芽生え、一層、力作になりました。思えば、まだネットもない時代、どうやってプランクトンの生態などを調べたのか、おそらく図鑑でも買ったのかも知れません。
小学校2年生のころは、砂を入れたジュースの瓶を用意し、そこに蟻を数匹入れ、蟻たちが巣を作っていくのを毎日スケッチします。見る見るうちに、複雑な「地下街道」を作って行く蟻たちには興奮しました。
他の学年の時はモノレールを作った思い出があります。ベニヤ板で車体を作って、屋根に車輪を設置し、ピアノ線に引っ掛けて前後に動くようにしたものです。意外に悩んだのは、車体のペイントのデザインでした。。
ただでさえ、夏休みの終盤は何かと気が進まない時期です。昨年からはコロナ禍による様々な抑制、規制が子供たちにも影響大です。都内もコロナ陽性者が減少する気配は今は無く、明るく9月を迎えるのはあまりににも酷です。近年は猛暑で日中の長時間外出は熱中症も心配です。
そういう困難な現状ですが、受診する子どもたちに訊くと、夏休みの宿題は結構あるようです。
自由研究は今の時代もあるようです。自由研究は先生や周囲に言われることなく、自由な発想で、「自分にとって」の疑問点や新発見を形にしていこう、というものでしょう。自分で見つけ、自分でまとめて、自分の感想を述べる。しかし、そうは言っても、意外に「発想」はできないものです。
何をするか、の発想はまず身近の物から着目すればいいのではないでしょうか?
そのヒントをクリニックの受付、待合室に用意していますので、受診時、あるいは受診ではなくても気軽に立ち寄ってお持ち帰りください。こういう状況でも心は明るく、前向きに9月を迎えたいものです。