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脱毛症とは「毛髪が抜けて毛の数が少なくなる状態」のほか、「毛髪の数は減らないが、太く長い毛が再生せずに、毛が細く短い毛に置き換わる(軟毛化)状態」も指します。
後者は毛は抜けてはいないのですが、見た目上にて頭髪の量は減るので脱毛症の中に入れられています。
脱毛症で代表的なものは男性型脱毛症(AGA)や、円形脱毛症です。
女性でも男性型脱毛症になることがあります。更年期以後に目立ってくることが多いです。
最近では女性型脱毛症(FAGA)という呼び方がされるようになってきています。女性型脱毛症は男性と違い、生え際は保たれ頭頂部中心に頭髪が薄くなります。
脱毛症の治療は主に内服薬や、ローションなどの外用薬になります。
外用薬は保険診療がメインとなり、内服薬は保険診療と自費診療があります。
自費の内服薬には複数種類があり、脱毛の型によって期待できる効果も変わってきます。
当院でご用意しております自費内服薬はフィナステリド(税込4950円)、デュタステリド(税込8800円)となっております。
内服薬での治療希望の場合は副作用の確認のために定期的な採血検査をお願いしておりますのでご了承ください。
AGA・FAGAが気になる方はお気軽に皮膚科を受診して下さい。自費診療をご希望の方もまずは医師とご相談ください。
円形型脱毛症はどの年齢の方でもなります。丸く脱毛する単発型が基本ですが、一ヵ所だけのこともあれば多発することもあります。
円形脱毛症というと「ストレスが原因」というイメージがあるかもしれませんが、多くの方は精神的ストレスに関係なく発症しています。
円形脱毛症の原因は、成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうからです。何故自分のリンパ球が毛包を攻撃してしまうのかという理由は完全には分かっていません。
リンパ球の攻撃が抑えられれば元通りの毛が生えてきます。
脱毛の範囲が少ない場合は、ほとんどが自然に治ります。広く抜けている場合ほど脱毛が長引きます。
円形脱毛症の治療法はいくつかあります。ステロイドなど塗り薬を用いる外用療法、ステロイドを局所注射するなどの局所療法、抗アレルギー剤服用などの全身療法などがあります。(※今回挙げたのはほんの一例です)
病気が始まってからの期間と脱毛面積に応じて治療法を決めていきますので、一度皮膚科医とご相談して頂ければと思います。
円形脱毛症は、数年脱毛している場合でも大元の毛の幹細胞は残っていますので、治療がうまく効けば毛はもどってきます。
こちらも気になる方はお気軽に皮膚科を受診して下さい。