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小児科で多い病気は?子どもによく見られる病気とその治療法


はじめに:小児科でよく見られる病気とは?

子どもは免疫力が未発達であり、大人に比べてさまざまな病気にかかりやすいです。特に、風邪や胃腸炎、発疹を伴う病気などがよく見られます。これらの病気に対して、どのように対応すれば良いのか、どのタイミングで医療機関に相談すべきかを知っておくことが大切です。この記事では、小児科でよく見られる病気とその症状、治療法、予防方法について詳しく解説します。

  1. 風邪やインフルエンザ

風邪やインフルエンザは、子どもが最もよくかかる病気の一つです。特に冬の季節には、インフルエンザが流行するため、親としては注意が必要です。

  • 風邪

風邪は主に鼻水、咳、喉の痛み、発熱などの症状が現れます。軽い風邪であれば自宅で安静にし、水分を多く摂ることが大切です。しかし、高熱が続く、咳がひどくなる、食欲がないなどの症状が見られる場合は、小児科を受診することをおすすめします。

  • インフルエンザ

インフルエンザの症状は風邪と似ていますが、突然の高熱や体のだるさ、関節痛が特徴的です。子どもがインフルエンザにかかると、重症化するリスクもあるため、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

予防法としてインフルエンザに対する予防接種が有効です。また、風邪の予防には、手洗いやうがいを徹底し、外出後は必ず手を洗う習慣をつけましょう。

  1. 胃腸炎(嘔吐・下痢)

胃腸炎は、嘔吐や下痢を伴う病気で、特に乳幼児や小さな子どもによく見られます。ウイルス性胃腸炎や細菌性胃腸炎などがあります。

  • ウイルス性胃腸炎

最も多い原因はロタウイルスやノロウイルスです。吐き気、嘔吐、下痢、発熱が主な症状です。特に下痢が続く場合、脱水症状になるリスクがあるため、水分補給をしっかりと行いましょう。

  • 細菌性胃腸炎

食べ物や水を介して感染することがあります。嘔吐や下痢が激しくなることがあり、特に長引く場合は医師に相談が必要です。

自宅でできるケアとして胃腸炎が軽度の場合、食事は消化の良いものを与え、水分補給をこまめに行いましょう。脱水症状を防ぐため、スポーツドリンクや経口補水液を使うのも効果的です。

病院に行くタイミングは嘔吐や下痢がひどくなり水分が取れない、体重が減少する、血便が出るなどの症状が見られる場合は、すぐに医療機関に相談することが重要です。

  1. アレルギー疾患(喘息・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎)

アレルギー疾患は、子どもにとって特に注意が必要な病気です。喘息や食物アレルギーなどは、アレルゲンに対する過敏反応によって引き起こされます。

  • 喘息

喘息は気道の炎症によって引き起こされる病気で、呼吸困難や咳が長引くのが特徴です。喘息の症状は、季節の変わり目や風邪が引き金となって悪化することがあります。定期的な管理が必要で、発作が起きた場合は吸入薬や治療薬で症状を軽減することが大切です。

  • 食物アレルギー

食物アレルギーは、特定の食べ物(卵、乳製品、ピーナッツなど)がアレルギー反応を引き起こします。アレルギー反応としては、皮膚の発疹や顔の腫れ、呼吸困難などがあります。アレルゲンを避けることが最も効果的な予防法です。

  • アトピー性皮膚炎

小児科におけるアトピー性皮膚炎は、乳児期から始まることが多い慢性のかゆみを伴う皮膚疾患です。皮膚のバリア機能低下やアレルギー体質が関与し、適切なスキンケアと外用薬による治療、および指導が重要です。

予防法は食物アレルギーがある場合は、そのアレルゲンを避けることが重要です。また、喘息の場合は、医師から処方された薬を定期的に使用し、発作を予防することが必要です。

  1. 発疹を伴う病気(水痘、溶連菌、手足口病)

発疹を伴う病気は、子どもによく見られ、感染力が強いため、集団生活をしている子どもたちでは注意が必要です。

  • 水痘

水痘は水痘・帯状疱疹ウイルスによる空気感染を主体とする非常に感染力の強い疾患で、発熱とともにかゆみを伴う紅斑・水疱・かさぶたが全身に出現します。予防接種での予防が可能です。すべての発疹がかさぶたになるまで登園・登校は不可です。

  • 溶連菌

 小児における溶連菌感染症は、主にA群溶血性連鎖球菌による急性咽頭炎で、突然の発熱や咽頭痛、扁桃の白苔、イチゴ舌、発疹(猩紅熱)などが特徴です。抗菌薬による治療が有効で、学校感染対策として抗菌薬開始後24時間は出席停止となります。

  • 手足口病

手足口病は、口内に小さな水疱ができ、手のひらや足の裏に発疹が現れます。特に夏に流行し、軽症の場合が多いですが、重症化することもあります。

予防法は麻疹や風疹には、定期的な予防接種を受けることが重要です。手足口病は、ウイルスが接触によって広がるため、こまめな手洗いと清潔を保つことが予防に繋がります。

まとめ:子どもの健康管理と予防

子どもがかかる病気には、風邪や胃腸炎、アレルギー疾患、発疹を伴う病気など、さまざまなものがあります。親として、どの病気が流行しているか、どんな症状に注意すべきかを知っておくことは、早期発見や予防に繋がります。予防接種や手洗い、栄養管理など、日常的な健康管理を心がけることで、子どもが健康に成長できるようサポートしていきましょう。

 

 

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~~監修 医療法人社団 俊爽会  理事長 小林俊一~~

 

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