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小児科は全身を診る科です。その中で「口腔内所見」といい、口の中の診察で、病名がはっきりすることがあります。 子供は口の中を見(診)られるのが大嫌いです。普通、舌圧子という平たい棒で舌を抑えながらライトで喉(のど)の上下左…
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赤ちゃんは授乳中や授乳後に嘔吐することが多いものです。 僕の上司は「赤ちゃんというのは、吐きやすいものだよ」とお母さんに説明していました。もちろん、胃腸炎やほかの病気がないか、診察で確認してからの説明です。 大人はお腹い…
今はワクチンといえば新型コロナワクチンの事を指すかもしれません。 新型コロナにはまだ特効薬がありません。しばらくは、ワクチンの感染防効果に期待します。しかし、ワクチンの種類や年齢などによる効果の判断はまだこれからの調査、…
小児科にも色んな専門分野があります。循環器(心臓疾患)、感染症、呼吸器・アレルギー、内分泌、血液、腎臓、神経、腫瘍など。そして、新生児科です。 僕は新生児の専門ではありませんが、数カ月だけ新生児病棟で研修をしました。新生…
1.舌下免疫療法とは 毎年、スギ花粉の季節に鼻炎症状で悩む患者さんが多くいらっしゃいます。 また、ダニによる通年生の鼻炎症状を持つ人もいます。 抗アレルギー薬の内服、点眼、ステロイド薬の点鼻を併用してどうにかスギ花粉の時…
連日、コロナワクチン関連の報道が続いています。 ワクチンの仕組みについては難しい言葉ばかりが出てきます。パソコンやネットの使い方をいきなり専門用語で教えてもらう感じです。 現在は高齢者、医療従事者が接種、いずれは若い世代…
1.「対症療法」とは 「対症療法」という言葉を医師から説明を受ける事は意外に少ないかも知れません。一般の方には「タイショウリョウホウ」は聞き慣れないでしょう。 対症療法とは「症状に対しての治療」という意味です。小児でも大…
5月8日に医療者として1回目のコロナワクチン(ファイザー社製、mRNAワクチン)を受けました。 足立区の小学校での集団接種。いつも子供たちにワクチンをさんざん打っておきながら、いざ自分の身になれば心配も多少ありました。毎…
1.臍(さい)ヘルニアとは? 臍ヘルニアは、赤ちゃんが泣いたり、力んだりした時にお臍から皮膚がドーム状に盛り上がった状態になります。安静の状態でもドーム状になっていることもあります。臍ヘルニアは10人から20人に一人の頻…
定期予防接種の中に、BCG生ワクチンがあります。 BCGって何の略でしょうか? BCGはフランス人のカルメット(Calmette)とゲラン(Guérin)した杆菌(Baccille)で、結核菌に対する予防接種(生ワクチン…