
蕁麻疹では、次のような症状がみられます。
お子さまの場合、かゆみが強くて機嫌が悪くなったり、夜眠れなくなったりすることもあります。
また、蕁麻疹に加えて咳、ゼーゼー、嘔吐、腹痛、ぐったりする様子がある場合は、アナフィラキシーの可能性があるため注意が必要です。
蕁麻疹は、皮膚にあるマスト細胞から「ヒスタミン」などの物質が放出されることで起こります。
ヒスタミンの作用により、血管が広がり、血管から水分が漏れ出すことで、皮膚が赤く盛り上がったり、かゆみが出たりします。
ただし、蕁麻疹は必ずしも原因が特定できるわけではありません。
特に慢性的に繰り返す蕁麻疹では、明確な食べ物や薬などの原因が分からないこともあります。
蕁麻疹の原因や誘因には、さまざまなものがあります。
卵、牛乳、小麦、エビ、カニ、魚、ナッツ類など、特定の食べ物がきっかけになることがあります。
食物アレルギーによる蕁麻疹では、食後数分から2時間以内に症状が出ることが多いです。
抗菌薬、解熱鎮痛薬、風邪薬などの内服後に蕁麻疹が出ることがあります。
薬を飲んだ後に症状が出た場合は、自己判断で再度使用せず、医師へご相談ください。
子どもの蕁麻疹では、風邪などの感染症や体調不良がきっかけになることがあります。
発熱、咳、鼻水、下痢などがあるときに、免疫反応として蕁麻疹が出る場合があります。
寒暖差、皮膚の摩擦、圧迫、発汗、入浴、運動、日光などが刺激となって蕁麻疹が出ることがあります。
睡眠不足、疲労、精神的ストレスなどが症状の悪化に関係することがあります。
蕁麻疹では、検査をしても原因が明確に分からないことがあります。
特に慢性蕁麻疹では、特定の食べ物やアレルギーだけが原因とは限らず、体調、免疫、生活習慣など複数の要因が関係している場合があります。
蕁麻疹は、症状の続き方や誘因によっていくつかに分けられます。
発症から6週間以内の蕁麻疹です。
子どもに多く、感染症や一時的な体調不良、食べ物、薬などがきっかけになることがあります。
多くは数日から1〜2週間程度で落ち着くことがあります。
6週間以上、毎日または断続的に症状が続く蕁麻疹です。
原因がはっきりしないことも多く、根気強く治療を続ける必要があります。
皮膚をこする、圧迫する、寒さ、暑さ、日光、振動など、物理的刺激によって出る蕁麻疹です。
入浴、運動、緊張、発汗などで体温が上がったときに、小さな蕁麻疹が出るタイプです。
冷たい風や水、寒暖差などの刺激によって蕁麻疹が出るタイプです。
特定の物質に触れた部位に蕁麻疹が出るタイプです。
食材、植物、動物、ゴム製品、薬剤などが関係することがあります。
お子さまの蕁麻疹は、食物アレルギーだけでなく、風邪などの感染症や体調不良、汗、寒暖差、摩擦などでも起こります。
そのため、「必ず食べ物が原因」とは限りません。
ただし、食後に蕁麻疹が出た場合や、同じ食べ物で繰り返す場合は、食物アレルギーの可能性も考えます。
特に次のような症状を伴う場合は、アナフィラキシーの可能性があるため、早急な対応が必要です。
このような症状がある場合は、夜間・休日であっても救急受診をご検討ください。
受診までの間は、かゆみを悪化させる刺激を避けることが大切です。
市販の抗ヒスタミン薬で一時的に症状が和らぐこともありますが、繰り返す場合や症状が強い場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
自己判断で市販薬を使い続けると、原因の確認や適切な治療開始が遅れる場合があります。
次のような場合は、皮膚科または小児科へご相談ください。
また、以下の症状を伴う場合は、アナフィラキシーの可能性があります。
これらがある場合は、早急な受診が必要です。
蕁麻疹では、問診と皮膚の状態の確認が非常に重要です。
「いつ出たか」「どのくらいで消えるか」「食事や薬との関係」「運動や入浴との関係」「体調不良がなかったか」などを確認します。
必要に応じて、次のような検査を検討します。
アレルギーの傾向、炎症反応、感染症、甲状腺などの内科的な背景を確認する場合があります。
食物アレルギーなどが疑われる場合に、原因となる可能性のある項目を調べます。
ただし、検査結果だけで原因を断定するものではなく、実際の症状や経過と合わせて判断します。
食物アレルギーが強く疑われる場合や、負荷試験が必要と判断される場合は、専門医療機関と連携することがあります。
蕁麻疹では、必ずしも全員に検査が必要なわけではありません。
症状の経過や重症度、年齢、疑われる原因に応じて、必要な検査を判断します。
蕁麻疹の治療の基本は、原因や誘因をできる範囲で避けることと、抗ヒスタミン薬などの内服治療です。
蕁麻疹のかゆみや膨疹を抑えるために使用します。
症状が落ち着いたからといって自己判断で薬を中止すると、再発することがあります。
内服期間や調整については、医師の指示に従うことが大切です。
食べ物、薬、寒暖差、摩擦、圧迫、入浴、運動、ストレスなど、誘因が疑われる場合は、生活の中で避ける工夫を行います。
慢性蕁麻疹では、原因が明確に分からないことも多く、症状をコントロールしながら治療を継続することが重要です。
抗ヒスタミン薬で十分に改善しない場合は、薬の量や種類を調整することがあります。
食物アレルギーなどでアナフィラキシーのリスクが高い場合は、緊急時の対応について説明し、必要に応じてアドレナリン自己注射薬(エピペン)を検討します。
診察では、蕁麻疹かどうか、湿疹や他の皮膚疾患ではないかを確認します。
蕁麻疹は診察時に消えていることもあるため、症状が出ているときの写真があると診断の参考になります。
診察では、主に次のような点を確認します。
お子さまの場合は、全身状態、呼吸の様子、食事や薬との関係も含めて確認します。

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症状を繰り返す場合は、慢性化する前に医師にご相談ください。
自然に消えることもありますが、原因を特定し適切な治療を行うことが大切です。
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