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熱中症に備えて


都内もこのところ、日中の気温が30℃までとなり、熱中症注意の報道も見られます。本来、7月に入ってからコラムにしようと思っていましたが、早めに掲載します。

下のグラフは昨年、2020年の「熱中症救急搬送状況」ですが、毎年、7月下旬から増加します。お盆休みは家族での野外活動が増えるので多いですね。

下の図のように昨年(R2)は新型コロナで屋外での運動、外出が減ったためか、小児の熱中症はやや減少、高齢者の割合が増えています。熱中症は「小児は屋外、高齢者は室内」で起こりやすいのが分かります。

 

☆熱中症の症状や治療

下の図は熱中症の重症度、症状、治療をまとめたものです。

Ⅰ度は軽症ですが、めまいや筋肉痛が見られます。よくサッカー選手などのスポーツ選手が、「足がつった」というのは軽度熱中症の症状です。冷所で安静、水分と塩分(Na)の経口摂取を積極的に行います。

Ⅱ度は中等症。頭痛、嘔吐、倦怠感、集中力が落ちるなど。この場合は基本、病院を受診。必要なら点滴で水分や塩分を補給します。

Ⅲ度は最重症で、意識障害やけいれんを起こします。緊急性があり、病院で入院し、体温管理や採血などの検査が必要です。

 

☆まずは予防を!

1)WBGT(暑さ指数)の活用

WBGTとはWet Bulb Globe Temperatureの略で、気温、日射・輻射、湿度を組み合わせた指標でしたもので、「℃、度」で示されますが、気温の℃とは違うので注意しましょう。普段、毎日、新聞やネットの天気予報で「気温」「相対湿度(湿度何%というヤツです)をチェックし、屋外に出るない、室内でも気温を下げるなど対策に有効なのでWBGTの表を携帯で常に見れるようにしたり、家の中に貼っておけば良いでしょう。

 

※実際の気温℃とWBGTの℃は違うので注意。

例えば気温25℃で湿度が90%の場合はWBGTは27℃です。

2)WBGTで早めの対策を

上の表でWBGTが出たら、下の図のように対応しましょう。WBGTが21℃以上になれば注意が必要です。常に「水分補給」と「運動の休憩」を頭に入れておきましょう。

 

6月11日の足立区、13時は気温28℃、湿度58%ですので、WBGTは25℃、「警戒」になります。積極手に休憩し、水分・塩分の補給が必要ですね。

☆水分と塩分補給が重要

6月11日の足立区のように、熱中症の予防には水分と塩分の補給が大切です。特に忘れがちなのが「塩分」です。汗と一緒に塩分も体から失うので必ず塩分も摂ることです。単にお水だけ飲んでいると、血液中の塩分濃度が薄まって「水中毒」、低ナトリウム血症になってしまいます。

下記の表にあるWHOが推奨した傾向補水液の内容。特に塩分(Na)と糖分に注目です。この比率が水分、塩分が効率よく体に吸収されます。日本で発売されているOS-1やアクアライトはこれに基づいて作られています。

正直、しょっぱいので飲みにくいと思います。メーカーでリンゴ味やゼリータイプなど各種出ていますので、色々と試すのも良いでしょう。

 

☆スポーツドリンクと経口補水液は違う

例えばポカリスエットは経口補水液よりも塩分(Na)がかなり少ないことが分かります。また、糖分も高めです。どのスポーツドリンクも同じような成分で甘くて飲みやすくなっていますが、水分・塩分補給には経口補水液が有効です。

☆1日の必要量は?

下記の表を参考にしましょう。飲みすぎはかえって血液の塩分が高くなります。

 

☆家でも作れる経口補水液

緊急用として家でも経口補水液は作れます。普段は市販の「経口補水液」を利用しましょう。

ウイルス性の胃腸炎で嘔吐・下痢が複数回ある場合も経口補水液を利用しましょう。

 

☆最後に

夏の間はWBGTの表を常に利用し、運動中や外での活動中に休憩を入れる、外出を控える、意識して水分・塩分を摂取する、など熱中症予防に努めましょう。

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